2013-11-15から1日間の記事一覧

フィオナ・タン エリプシス

行った展覧会は記録しておこうということで少し前になるが、フィオナ・タンの「エリプシス」。 金沢21世紀美術館には初めて行ったのだけれど建築はやはり興味深く、円形の建物の周りは芝生になっていて、訪れた昼のタイミングでは子供たちがダンスの練習を…

Bully

Bully(追いつめられて 〜アメリカ いじめの実態〜) 全米各地でいじめの被害に遭っている子どもたちの姿を学校や家庭で記録し、大きな反響を呼んだドキュメンタリー映画の前編。 アイオワ州に住む12歳の少年アレックスはコミュニケーションをとるのが苦手…

艾未未は謝らない

彼の来歴を知るために役に立つ。父・艾青、母との関係、20代のアメリカ生活、30代以後の中国での生活。総ざらいをしてくるから、艾について何も知らなくても2時間座っていれば知識は身についているだろう。ユーモアのある飼い猫との出だし、子供のこと…

石田徹也展「ノート、夢のしるし」

石田徹也展「ノート、夢のしるし」に行ってきた。 開催した足利市美術館は近いわけではなく、行くまでに鈍行で3時間かかった。駅に着いたのが16時で、閉館まで残り2時間しかない。ツイッターの評判に押され急遽最終日に観に行った。美術館内は人でごった…

中原浩大 自己模倣

すばらしかった。感情だけでものを言うのは憚られるが、それでも尚すばらしかったというべきだろう。味わい尽くした。 容易に判断を下そうとすればポストモダン以後関係性の美学的な作品として、自立よりも作品という概念自体に疑念を示しオルタナティブを目…

六本木クロッシング「アウト・オブ・ダウト」

全体の感想としてはつまらなかった。東日本大震災/原発事故以後の文脈における展示を目指したのは伝わってくるが如何せんあいちトリエンナーレを観てしまっている。そうすると、この展示ではあまりにも弱い。比べる必要はないと言われればそうなのだ。でも…

テレビ1

(2013年12月) ETV特集「寺山修司という宇宙 園子温×穂村弘」 寺山修司。没後30年たった今でも、街にはその言葉があふれ、日本各地の劇場でその作品は上演され続けている。衰えるどころか、さらに加熱する人気…寺山の創作活動の根幹にはどんな秘…

加茂克也展 100HEADPIECES

入口の思考の素材を見せられれば似たような原初の煌き的コラージュ群像の一連になると思いきや大きな空間に移動するとスクリーンには過去に参加したランウェイの映像、右に向かうと圧巻のヘッドピース。頭の中と実作がバランスよく配置されているのは、絶命…

あいちトリエンナーレ2013

あいちトリエンナーレは、今年8月10日〜10月27日までの約2ヶ月愛知で開催されていた国際的なアートの祭典だ。前回は2010年に開催され、キュレーションは建畠晢(当時:国立国際美術館館長、現:埼玉県立近代美術館館長)が担当した。今回のキュ…